マクドナルドでフランチャイズ契約するための資金はいくら?|ロイヤリティや年収を調査!

マクドナルドは日本での会社設立から5年後、1976年に沖縄県ではじめてフランチャイズがスタートしています。

世界的に人気のマクドナルドですが、フランチャイズオーナーは実際のところ稼げるのか、どのような流れで契約するのかは気になるところではないでしょうか。

今回は契約方法や年収、メリットデメリットなど詳しくまとめています。

マクドナルドのフランチャイズオーナーについて気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

なお、以下の記事ではマクドナルド以外の飲食業についてご紹介しています。気になる方はあわせてご覧ください。

フランチャイズオーナーは儲かるの?フランチャイズの基礎知識と必要なスキルとは

フランチャイズ契約とは?

そもそもフランチャイズ契約とはどのようなものなのか、いま一度確認をしておきましょう。

フランチャイズ契約とは本部と契約を結んで加盟店となり、加盟店はノウハウや商品などを活用する代わりに本部へお金を支払います。

フランチャイズ契約に必要な金額は加盟する会社によって異なりますが、一般的には加盟金と店舗取得費用(店舗が必要な場合)などが必要です。

契約後はロイヤリティと呼ばれる「権利使用料」を毎月支払わなければなりません。
その支払い方式は一定額や売上に対する決まった割合など、数種類の中で本部によって決められています。

ロイヤリティについては以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧になってみてください。

フランチャイズオーナーになりたい方必見!加盟前に知っておきたいメリットとデメリット

マクドナルドでフランチャイズ契約をする方法

まずは説明会へ参加をしましょう。2021年10月時点ではオンラインで説明会が実施されており、定員は各回10名程度までとなっています。

フランチャイズ契約においては、本部のビジネスや価値観に共感できるかどうかが重要説明会で理解を深める気持ちで参加しましょう。

説明会参加後は個別面談や店舗体験を行います。

フランチャイズオーナーとの面談や店舗スタッフへのインタビューによる最終確認後、開業準備へと進むのです。

マクドナルド直営店とフランチャイズの違い

マクドナルドに限ることではありませんが、一般的に本部のもとには直営店舗とフランチャイズ店舗が存在しています。

わかりやすい違いは、本部が出資を行っているかどうかにあるといえるでしょう。直営店では本部が出資を行います。

直営店で新しいシステムの運用や、新商品の試作などを行ってからフランチャイズ店舗へと展開するため、フランチャイズ店舗はある程度確立されたノウハウや運用を利用できるのがメリットのひとつです。

マクドナルドでFC契約するために必要な資金

マクドナルドの公式サイトによると、フランチャイズオーナーとして開業するためには以下の費用が必要と記載されています。

  1. 加盟金250万円
  2. 店舗取得の資金
  3. 店舗取得費用の最低20%以上の資金

また、「3.店舗取得費用の最低20%以上の資金」については、2500万円程度の借り入れに頼らない資金でなければいけません。

マクドナルドは利益を見込んで、好条件の立地に十分な広さの店舗を構えます。地域によって差はありますが、店舗の取得には高額な資金が必要となるでしょう。

ブランド力や世界で闘ってきた長年のノウハウを活用するため、調子のよい立地であれば大きく軌道に乗せることも夢ではありません。

フランチャイズ契約のロイヤリティはいくら?

冒頭でも触れましたが、フランチャイズオーナーは本部に対して、毎月ロイヤリティを支払わなければなりません。

マクドナルドでのフランチャイズ契約にも、「フィー」と呼ばれるロイヤリティを含んだ対価、権利使用料が設定されているのです。

マクドナルドでは店舗の売上に基づいて3%のロイヤリティと、広告宣伝費として売上の4.5%を支払う必要があります。

フランチャイズオーナーの年収はいくら?

国内におけるマクドナルドのフランチャイズオーナーは約200名いるといわれており、保有している店舗数は平均10店舗にもおよぶそうです。

地域規模で経営していることも多いマクドナルドのフランチャイズですが、その平均年商は約20億円。1店舗あたり2億円の計算です。

開業のためには高額な資金が必要となりますが、その分大きな売上をフランチャイズオーナーも多いのではないでしょうか。

しかし約20億円という金額はあくまでも「年商」であり1年間の売上の総額にあたります。
人件費や経営に必要な経費、フィーが引かれていきますので、資金の規模よっては赤字となってしまっても不思議ではありません。

マクドナルドでFC契約をするメリットとデメリット

ここまでの解説では「高額な費用がかかりそう」というイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。それではメリットやデメリットとして、どのようなことが考えられるのかをお伝えします。

マクドナルドでフランチャイズ契約をするメリット、デメリットについて挙げられるのは大きくわけて以下の2点です。

  1. メリット|大手ならではの徹底的なサポートとブランド力
  2. デメリット|フィーや経費が比較的高額

なお、マクドナルドに限らずフランチャイズオーナー全般におけるメリットやデメリットについては以下の記事で詳しくまとめています。

フランチャイズオーナーになりたい方必見!加盟前に知っておきたいメリットとデメリット

メリット|ブランド力を活かした広告効果と徹底的なサポート

マクドナルドはファストフードチェーン店の中でも高いシェア率を誇る大手企業です。そのブランド力による広告の効果は売上にも大いに貢献してくれることでしょう。

また、マクドナルドでは開業前に店舗研修を行います。

  1. シフトリーダーシッププログラム
  2. デパートメントリーダーシッププログラム
  3. レストランマネジメントプログラム

上記3段階にわけてトレーニングを行い、基本の製造・販売から高度なマネジメントについて学ぶため、技術だけでなく知識もしっかりと蓄えたうえで出発ができるのはありがたいポイントです。

また、開業前だけでなく開業後についてもビジネスコンサルタントによってサポートを行うため、自分ひとりで独立するよりも「安心」という点が大きなメリットともいえるでしょう。

デメリット|フィーや開業費用が比較的高額

デメリットとして挙げられるのが、フィーや開業費用が比較的高額であるという点です。

見慣れた店舗で人気の味を販売できるのが大きなメリットではありますが、フィーには広告費も含まれ、店舗取得費用も高額となります。

ロイヤリティは売上の3%とされていますので、%自体は一般的ともいえますが、軌道に乗るまでは支払いが厳しい時期もあるかもしれません。

経営維持には長期的な計画と実践、改善を繰り返し常に売上を伸ばすことに尽力するほか、とくにオープニング時には店舗スタッフのケアにも注力したいところです。

「ブランド力やノウハウがあるから大丈夫」ではなく「ブランド力やノウハウを活かして、どのように収益を伸ばしていくか」という考え方で行動する必要があります。

それはどのフランチャイズでもいえることですね。

まとめ

今回はマクドナルドのフランチャイズ契約についてのメリットやデメリット、開業資金や年収について詳しくお伝えしました。

フランチャイズ契約は、一から独立するよりもリスクを抑えた開業ができるのがメリットです。

マクドナルドでのフランチャイズ契約は、その大きなブランド力やノウハウを活かして飛躍できる可能性もあります。

フランチャイズ契約での店舗経営に興味のある方は、一度オンライン説明会に参加してみてはいかがでしょうか。