副業せどりの始め方!確定申告や注意点についても詳しく解説!

「せどり」は昔から存在するビジネスのうちの1つで、現在でもせどりで稼いでいる人はたくさんいます。

副業ブームの昨今では、この「せどり」に興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

この記事ではせどりの始め方や注意点、副業初心者がせどりを選ぶメリットデメリットなどについて詳しくまとめています。

せどりとは

せどりは物販ビジネスに含まれる手法の1つで、安く仕入れた商品を販売し、その差額で利益を得ることです。

昔は古本によるせどりが流行していたこともあり、古本をイメージされる方もいると思いますが、本来のせどりは古本に限りません。

また、「せどり」は安く仕入れた商品を販売するビジネスという広い意味で使われることが多く、中古品の販売や新品商品の販売、「転売」と明確な違いはなく、実店舗を持たずインターネット上で始められます。

副業初心者にせどりがおすすめとされる理由

せどりを始めとする物販は、副業初心者が挑戦しやすいビジネスとして人気です。

  • スキルが不要
  • 少ない資金でも始められる
  • ビジネスの基本的な知識が身につく
  • 空き時間で作業できる

理由としては上記のような内容が挙げられます。

とくにせどりは古物商許可証さえ取得していれば中古品を取り扱うことができるため、少ない資金でも商品を仕入れることができます。

新品商品を仕入れる場合でも、仕入れの個数を経済状況に合わせて自由に調整すれば問題ありません。

また、せどりは商品を売るために市場調査をしたり、商品をリサーチしたり、価格を調整したりするなど、物販ビジネスの基本的な知識も身につきます。

物販ビジネスの知識は後々の事業に役立てられるので、あって損をすることはないでしょう。

副業せどりのデメリット

  • 多少なりとも初期費用が必要
  • せどりを始めてから利益を得るまでに時間がかかる
  • 本業の規則によっては副業そのものができない場合がある

副業せどりのデメリットとして挙げられるのは主に上記の3つです。

先ほどメリットとして「少ない仕入れ資金でも始められる」とお伝えしましたが、0円で始められるわけではありません。

また在庫を持たずに販売ができる「無在庫販売」の場合でも、商品を仕入れる際は一時的に自身のお金で購入する必要があるため、多少なりとも初期費用は必要です。

また、せどりは商品が売れるまで、利益が出るまでに時間がかかることがありますので、急いでいる方には向いていない可能性があります。

副業せどりを始める5STEP

さっそくですが副業せどりの始め方を5ステップで分かりやすく解説します。

  1. せどりに必要な準備を済ませる
  2. 販売商品をリサーチする
  3. 仕入れ先、販売先を決定する
  4. 出品準備を行い販売する
  5. 商品を梱包し発送する

1.せどりに必要な準備を済ませる

  • 古物商許可証(中古品を取り扱う場合)
  • 仕入れ資金
  • 事業用の銀行口座
  • 在庫保管場所の確保

せどりに必要な準備というと、一般的には上記のようなものが挙げられます。

とくに古物商許可証は中古品を事業として販売する際には必須です。

また、ブランド物やデジタル商品など高額な品物を販売する場合は仕入れ資金もそれなりに必要となります。

2.販売商品をリサーチする

次に売れる商品を見つけるためにリサーチを行いましょう。

  • 仕入れ額
  • 販売価格の相場
  • 需要のある商品か
  • 多少価格を上げても売れそうか
  • いくらの利益が見込めるか

販売商品を見つける際は主にこれらのポイントに注目をしてリサーチしてみると良いでしょう。

とくに利益を計算する際は送料や各手数料なども含めて算出するように気をつけてください。

3.仕入れ先、販売先を決定する

販売商品の目ぼしがついたら、仕入先や販売先を決定します。

他の仕入れサイトで同じ商品を探してみると、リサーチの際に見ていたサイトよりも安く販売されていることもあるので、商品を仕入れる前にいくつかの仕入れサイトで同じ商品がないか見てみると良いでしょう。

海外サイトから輸入する場合は出品者や商品のレビューを確認し、商品の品質に問題がないかもチェックします。

また、販売先によって販売手数料やオプションなどの有無が異なることがあるため、費用周りの部分は事前に確認しておきましょう。

4.出品準備を行い販売する

仕入れ先、販売先の決定まで進んだらいよいよ商品を仕入れ、販売に移ります。

その時の価格相場や手数料、送料を踏まえて適切に価格設定を行いましょう。

また利益が出るように意識して価格設定をしないと、商品が売れても損益がマイナスになってしまうため注意が必要です。

5.商品を梱包し発送する

商品が売れたら丁寧に梱包し速やかに発送します。

梱包は購入者とのトラブルに繋がりやすいので、「自分がされて嫌な梱包方法は避ける」ということを意識すると良いでしょう。

また、大手ショッピングサイトでは商品の発送を代行してくれるサービスを提供していることもあるので、資金に余裕がある場合は代行を依頼し作業を効率化するのもおすすめです。

副業せどりを始める前の注意点

副業でせどりを始める前に知っておきたい注意点は以下の2つです。

  1. 中古品を販売する際は古物商許可証が必要
  2. 副業の年間所得が20万円を超えたら確定申告が必要

どちらも日本の法律に関わることなので、必ず確認しておきましょう。

中古品を販売する際は古物商許可証が必要

古物商許可証とは、中古商品(古物)の「売買」「交換」「委託を受けて売買/交換」を事業として行う場合に必要な許可制度です。

未使用品であっても使用のために一度取引された商品は「古物」に該当します。

また古物商許可証は申請をして許可が得られるまで営業ができないので、副業せどりで中古品を取り扱う場合は早めに古物商許可証を取得しておきましょう。

副業の年間所得が20万円を超えたら確定申告が必要

副業による収入が、経費を差し引いて年間20万円を超える場合、自身で確定申告をする必要があります。

これは本業の方で年末調整がなされていても別途申告しなければならないため注意が必要です。

副業せどりでおすすめの販売先

副業でせどりを行うにあたってよく利用されるおすすめの販売先をいくつかご紹介します。

  1. Amazon
  2. メルカリ・ラクマ
  3. ヤフオク!

Amazon

Amazonは言わずと知れた大手ECモールです。

一度は購入者として利用したことがある方も多いと思いますが、高い知名度があるためとても集客しやすいのが大きなメリットと言えます。

また、出品者専用の有料サービス「FBA」を利用すれば、在庫の保管や商品が売れた際の発送を代行してくれるので便利です。

ただし購入者の数と同様、出品者の数も膨大なため、売れる商品を仕入れても売れるまでにかなりの時間を要することもあります。

メルカリ・ラクマ

事業者から一般消費者まで、あらゆる人が不用品を販売するフリマサイト・アプリです。

とくにメルカリは利用者数がかなり多いため、商品が人の目につきやすく比較的売れやすいといった特徴があります。

「ラクマ」はメルカリと比較すると利用者は少ないですが、メルカリの販売手数料が10%なのに対し、ラクマは6%なので安いです。

ヤフオク!

ヤフオク!は言わずと知れた大手のオークションサイトで、こちらも利用者数が多く人の目につきやすいメリットがあります。

落札相場なども調べやすいので、商品リサーチが捗ります。

また、メルカリやラクマのように匿名配送も可能なため、個人で副業せどりを行う場合にも安心です。

まとめ

今回は副業せどりの始め方や注意点、確定申告などについて詳しく解説しました。

副業せどりは数あるビジネスの中でも少ない資金で始めることができ、稼働時間が決まっているわけでもないため、都合の良いタイミングで進められます。

初心者でも取り組みやすい副業といえますので、気になる方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか。