ECサイトに役立つツールの種類とおすすめ3選をピックアップ

ECサイトをはじめてみたものの、思うように改善が上手くいかなかったり、改善に時間がかかってしまうといった問題で頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。

そのような場合には、ECサイトの構築や改善をより効率的、便利に進められるECツールの利用がおすすめです。

今回は、ECサイトに役立つツールのおすすめを3社ピックアップしましたので、ご紹介します。

ECツールの種類もあわせて解説していますので、ECツールを活用したいとお考えの方は参考にしてみてください。

ECツールとは?

ECツールにはいくつかの種類があり、そのどれもがECサイトの構築や運営を効率化したり、サイト改善に役立てたりできる機能を備えています。

  1. マーケティングオートメーション(MA)ツール
  2. 分析、解析ツール
  3. カゴ落ち対策ツール
  4. WEB接客ツール
  5. 在庫管理、受注処理ツール

また、上記いずれかの機能を備えたECツールもあれば、複数の機能を備えたツール、上記以外の多彩な機能を備えたECツールも存在していますので、自社サイトの課題に適した製品を選ぶ必要があるのです。

まずはこれらのECツールの種類について、どのような役割があるのか知っておきましょう。

マーケティングオートメーション(MA)ツール

ECサイトを見ていると、直近で自分が検索した単語に関連する、商品の広告が表示されたりすることがありますよね。

マーケティングオートメーション(以下MA)ツールはその名の通り、マーケティング活動の自動化や効率化を図るもので、ツールの導入によって顧客情報を自動で収集したり、収集した顧客情報の蓄積や分析に基づいた広告表示をしてくれたりといった機能が備わっています。

顧客を属性ごとに分類することを「セグメント化」と言いますが、MAツールではECサイトに訪れた顧客を自動で収集およびセグメント化し、分析に基づいたメールマガジンの配信や、広告表示をしてくれるのです。

成果が保証されるものではありませんが、顧客に合った広告を配信するだけでもクリック率の向上が期待できます。

分析、解析ツール

ECサイトの分析、解析ツールとして世界的に有名なのは「Googleアナリティクス」です。

GoogleアナリティクスはGoogleが提供する無料のアクセス解析ツールで、ECサイトのクリック率や訪問したページの推移、滞在時間やアクセス元の表示など、多様な視点からユーザーの訪問状況が確認できます。

また、こうした分析、解析ツールには「ヒートマップ」と呼ばれる機能が備わっている製品もあり、マウスの動きをヒートマップで可視化し、どのような画像や文言に興味があるのかを知るのに最適です。

カゴ落ち対策ツール

カゴ落ちとは、ECサイトでのショッピング中に商品をカートに入れたのにも関わらず、購入に至らなかった状態のことを指しており、用事があってショッピングを中断したり、電波が悪くなって中断したりなど、要因はさまざまです。

カゴ落ち対策ツールはECサイトにおいてはとても有効的であると言われており、優先的に導入したいECツールのひとつともいえます。

カゴ落ち対策ツールの導入によって、メールでの「ショッピングの続き」となるリンクの送付が可能です。

メールが届いたユーザーは、送付されたリンクをクリックすることで、商品をカートに入れた状態からショッピングが続けられるようになります。

WEB接客ツール

ECサイトでは、チャットボットによる問い合わせ対応や、特定の行動に移ったユーザーに対するクーポン券の発行など画期的な仕組みを導入していることも多いです。

WEB接客ツールでは、こうしたチャットボットの設置や特定のユーザーへのアクションができるようになります。

ECサイトに訪問した顧客に適した接客を自動で行ってくれるということですね。

WEB接客ツールの導入は、カゴ落ち対策ツールと同様に購買を後押しする強力なツールとなりますので、こちらも優先的に導入できるのが望ましいでしょう。

訪問数はあるはずなのに購入に至らないという場合は、ECサイトの中で導線がしっかりと敷けていないことも考えられます。

在庫管理、受注処理ツール

ECサイトの運営においては、取り扱う商品数の規模が拡大するほど、在庫管理や受注処理が人の手では追いつけなくなってきます。

在庫管理ツールや受注処理ツールは、商品の注文に合わせて自動で在庫管理や受注処理をしてくれるほか、中には複数のECサイトの在庫をひとつのツールで管理できる製品もあります。

事業規模が拡大しはじめ、人手不足に悩み始めた際には自動化できる部分は積極的に自動化してしまうのがよいでしょう。

ECサイトに役立つおすすめのECツール3選

さっそくですが、ECサイトに役立てられるおすすめのECツールを3選ご紹介します。

  1. Flipdesk(WEB接客)
  2. CombzReco(カゴ落ち対策)
  3. Googleアナリティクス(アクセス解析、分析)

今回はECツールの中でも優先的に導入しておきたい上記の種類のツールをピックアップしました。

それぞれ機能や特徴が異なりますので、ぜひ自社ECサイトの運営や改善にお役立てください。

Flipdesk(フリップデスク)

企業 株式会社フリップデスク
ECツールの種類 WEB接客
料金 月額8,800円~

Flipdeskは、WEB接客に特化したECツールです。

顧客に合わせたクーポン配信機能やチャットボットの設置はもちろんのこと、ブラウザ通知、ABテスト、より具体的な検証フローであるABCDテストなど、多彩な機能を備えています。

施策の提案や設定代行、レポーティングも依頼することによってFlipdeskで行ってくれますので、ECサイトでの売上が伸び悩んでいる方におすすめです。

Flipdeskの公式サイトはこちら

CombzReco(コンビーズレコ)

企業 株式会社コンビーズ
ECツールの種類 カゴ落ち対策
料金 月額39,800円~

CombzRecoはECサイトに訪れたユーザーの行動や趣向をAIを使って分析し、分析をもとにピックアップした広告や情報をユーザーに合わせて表示してくれるECツールです。

ECサイト上はもちろんのこと、メール配信やメール配信の時刻も自動で判断し、適切なタイミングでアプローチを仕掛けます。

また、表示するデザインは自身でカスタマイズすることができ、好みやECサイトの雰囲気に沿ったデザインでの表示が可能です。

カゴ落ちだけでなく閲覧を途中でやめてしまった場合の閲覧落ち対策にも対応したECツールとなっています。

CombzRecoの公式サイトはこちら

Googleアナリティクス

企業 Google LLC.
ECツールの種類 アクセス解析、分析
料金 無料

ECサイトを運営しているのであれば、Googleアナリティクスの導入は必須といっても過言ではありません。

Googleアナリティクスは無料で利用できるうえ、先述したように多種多様な視点から確度の高い分析を行ってくれます。

また、自身で条件を設定し、ユーザーがECサイト内で条件に沿ったアクションを行った場合にカウントがされる機能や、Googleサーチコンソールとの連携によって検索流入の分析も可能です。

アクセス解析ツールをまだ導入していない方は、Googleアナリティクスを導入しておけばひとまず問題はないでしょう。

Googleアナリティクスの公式サイトはこちら

ECツールの種類とおすすめ3選のまとめ

ECツールはECサイトの運営にとても有効的で、成功しているECサイトでは複数のECツールを導入していることもあります。

売上に伸び悩んでいる方や思うようにサイト改善が進まないという方は、ぜひ本稿でご紹介したECツールも参考にしてみてください。

なお、株式会社ADOLOGIでは輸入物販にかかわる作業のほとんどを自動化できる画期的なツールを開発し、提供しています。

売上に伸び悩む経営者の方や、本業で忙しい方でも1日当たりの作業時間は比較的短時間で完了できる仕組みとなっており、副業としてもご好評です。

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