フランチャイズの成功例から見る成功のポイントを徹底解説

フランチャイズは企業のブランド力やノウハウが揃った状態からスタートできるビジネスのため、未経験でもフランチャイズでの開業に挑戦する人や注目している人が増えているようです。

しかし、ただノウハウやマニュアル通りにフランチャイズ経営をしただけでは成功できるとは言い難く、半年や1年でお店を畳んでしまう人が一定数いるのも事実です。

今回はフランチャイズで成功している企業の例を見ながら、フランチャイズを成功させるポイントについて考えてみましょう。

フランチャイズの成功例3選

まずはフランチャイズで成功している企業を3社ご紹介します。

今回はマイナビ独立に掲載されている先輩の体験談を参考にピックアップしました。

マイナビ独立では実際にフランチャイズでの開業を行った先輩の体験談の掲載が豊富なので、気になる方はぜひそちらからご覧になってみてください。

1.トータルリペア(修理・清掃)業/株式会社アミークス

フランチャイズ開業当時の年齢40代前半
当時の自己資金100万円以下
運営スタイル店舗型
成功のポイント・開業初期の継続的な営業活動
・専門技術とビジネスマナー

参考:マイナビ独立

上記は体験談で回答したAさんの基本情報です。成功のポイントについては体験談の内容から独自でまとめています。

Aさんはビルの内装・外装工事や、車の内装・外装修復を行う株式会社アミークスでフランチャイズ契約を行い開業しました。

本部の社員から独立し、最終的にはフランチャイズ店舗の経営に至っています。

Aさんは営業を一度も行ったことがなく、営業自体が大の苦手だったそうですが、開業当初から毎日10件は営業すると決めて半年間営業活動に専念していました。

その後少しずつ仕事を重ね、現在に至るまでの9年間は一度も営業せずに顧客による紹介だけで成り立っていると言います。

現在は年商2,200万円を達成し、今後は年商4,000万円を実現すべく生産性向上に努めているとのことです。

体験談紹介ページはこちら

2.飲食・飲食店(からあげ専門店)/株式会社INS

フランチャイズ開業当時の年齢30代前半
当時の自己資金101~300万円
運営スタイル店舗型
成功のポイント・もっと成長したいという積極的な意欲
・地域に根付かせたいという思い

参考:マイナビ独立

続いてはからあげ専門店「鶏笑」でフランチャイズ契約をしたBさんのご紹介です。

少人数、低資金、経験不問、ロイヤリティーが少ないといった小規模でのフランチャイズ事業を求めて、鶏笑に辿り着きました。

飲食業の経験は一切なかったBさんですが、からあげ専門店という専門分野での地位を確立した鶏笑では、コンビニとのコラボレーションを実現するなどの勢いもあり、オープン後から行列ができていたそうです。

「肉の切り方で味が変わる」と言っているBさんは積極的な向上心と、成長したいという意欲で月間売上240万円を達成しています。

今後は2店舗目をオープンするなど事業拡大も視野に入れて力を入れている好事例です。

体験談紹介ページはこちら

3.インターネットショップでのアパレル販売/株式会社CCR

フランチャイズ開業当時の年齢40代後半
当時の自己資金100万円以下
運営スタイル無店舗での在宅ワーク
成功のポイント・努力による慣れない苦手な作業の克服
・本部のアドバイスを素直に聞き入れる姿勢

参考;マイナビ独立

最後にご紹介するのはインターネットショッピングを利用したアパレル商品の販売を行うCさんの成功例です。

低資金、無店舗、在宅でできる仕事と一見すると良いことばかりのフランチャイズ事業に見えますが、Cさんは説明会参加時に、代表の方より「初めは思うように売れない」というデメリットを正直に告白されたそうです。

Cさんはこうした代表の素直な人柄や丁寧な説明、手厚いサポートを信じて開業を決意。画像撮影や洋服の畳み方、梱包の方法など、最初は慣れない作業ばかりで苦戦していたと仰っています。

研修やアドバイスを素直に聞き入れ、作業を克服し改善した結果、開業一年目で売上は右肩上がりに伸びていったとのことです。

体験談紹介ページはこちら

フランチャイズで成功する人の特徴

3名の体験談を見てみただけでも、なんとなく大きなポイントは把握できたのではないでしょうか。

フランチャイズで成功する人は受け身の姿勢というよりは、積極的な向上心を持って活動していることが分かります。

また、そのほかにもフランチャイズで成功するポイントとして挙げられるのは、以下の3点です。

  1. 経営の感覚を磨く
  2. 会計や経理について十分に理解する
  3. 世の中のニーズや変化に対しアンテナを張る

経営の感覚を磨く

フランチャイズで成功する人の誰しもが経営経験があるわけではなく、業界も開業も全くの未経験で始める方もたくさんいます。

そして失敗する人が存在する反面、未経験で成功する人がいるのも事実です。

店舗運営や業務に関するノウハウや、企業の持つブランド力を活用するのはもちろんのことですが、先述したように受け身の姿勢では成功への道は遠ざかってしまいます。

フランチャイズ経営においては、自身での情報収集や経営に関する読書などによる知識の取り入れ、本部からのアドバイスがあれば素直に聞き入れるといった学びの姿勢も重要です。

成功例にもあったように、成功するためには売上を伸ばすための努力は少なからず必要と言えるでしょう。

会計や経理について十分に理解する

フランチャイズ経営に限らず、自身で事業を続け売上を伸ばすためには正確な「コスト管理」もとても重要です。

フランチャイズでの開業において、会計や経理の経験が必ずしも必要というわけではありませんが、会計や経理について理解ができないと「売上が伸びた」あるいは「売上が伸びない」といった際の分析は非常に難しい作業となります。

そのため、本部によっては自動会計システムを導入しているところもありますが、売上を伸ばす方法や原因を知るためにも、お金の流れや数字への理解は自身でも行う必要があるでしょう。

世の中のニーズや変化に対しアンテナを張る

時代とともに世の中に必要とされるものやトレンドは変化していきます。

アパレルや飲食店の体験談にもあった通り、世の中のニーズにマッチした商品は売れ行きが伸びていく傾向にあり、フランチャイズ加盟をしている本人たちも、ニーズを探るために試行錯誤していることが分かります。

販売する商品は基本的にフランチャイズ本部が用意してくれますが、そういったものを積極的に取り入れる姿勢はフランチャイズ経営においても重要であると言えるのではないでしょうか。

フランチャイズで失敗してしまう理由

失敗してしまう人の大きな特徴としては以下のような要素が挙げられます。

  1. 受け身な運営
  2. 人材教育に注力しない
  3. 宣伝を行わない

こちらも、成功例を見るとよく分かる部分もあるのではないでしょうか。

営業が大の苦手だという方も、毎日のコツコツとした積み重ねによって、顧客からの紹介だけで仕事が舞い込んでくるようになっていましたね。

また、フランチャイズではテレビCMやインターネット広告などを積極的に打ち出すなどして宣伝のサポートをしてくれますが、それでも集客が難しかった場合に受け身な姿勢をとっていると、何も変化は起こりません。

こうした消極的な姿勢はフランチャイズで失敗してしまう大きな要因のひとつと言えます。

フランチャイズの成功例まとめ

今回はマイナビ独立で紹介されている体験談をもとに、成功例から考える成功のポイントについてお伝えしました。

積極的に日々の活動を積み重ねることで、受け身なオーナーよりも成功する可能性は高まります。

また、フランチャイズ本部もできる限りのサポートをしてくれますので、ぜひアドバイスなどを参考に運営を楽しんでみてください。

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